タラ・グロスベナー選手/Trail 100 Andorra by UTMB
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~54g
1時間あたりの炭水化物
推奨 75g/h以上 -
~711mL
1時間あたりの水分量
推奨 500-1,000mL/h -
~534mg
1Lあたりのナトリウム
推奨 500-900mg/L -
~6.2mg
総カフェイン
推奨 3-6mg/kg
タラの補給戦略
エネルギー補給
炭水化物はレース中に消費する主なエネルギーです。適切なエネルギー補給を怠ると、長時間のレースでパフォーマンスが低下する主な原因となります。
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カーボ・ローディング
T – 1~4時間: 炭水化物を多く含む食事(低脂肪、低繊維)
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事前のエネルギー補給
T – 15分: 最後の炭水化物摂取
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1時間あたりの炭水化物
推奨 75g/h以上
~54g
エネルギー評価:8/10
「エネルギー補給はかなりうまくいったと思うけど、もっとできたはず。今後はもっとスポーツ栄養食品を取り入れて、エネルギー補給を強化しようと思います。」
私たちの感想
タラは、 PF30ジェル、PF30カフェイン ジェル、PF30チューなど、自身のスポーツ栄養製品を組み合わせて使用し、途中のエイドステーションでさまざまなお菓子やその他の「本物の食べ物」の炭水化物源も補給しました。この戦略は、余分な重量を運ぶこととすぐに利用できるエネルギーを確保することのトレードオフとなる、このタイプの起伏の多いウルトラマラソンでは一般的です。タラはまた、途中でご飯を一杯食べ、コーラを数杯飲みました。彼女は「レースの精神状態」から抜け出し、これから何時間も続くレースに向けて食事と準備が必要だということに集中するために、日中のエイドステーションにもっと長く滞在すべきだったと感じていました。レースの終盤、タラは数時間前から欲していた塩辛いチキンスープを少し飲んで、この不足分を少し補いました。これは、彼女の身体が塩辛い食べ物を欲していたことから、ナトリウムレベルが低かったことを示唆している可能性があります。
水分補給
適切な量の水分とナトリウムを補給することは、血液量を維持し、レース当日のパフォーマンスに必要な心肺機能をサポートするために不可欠です。
1 時間あたりに消費されるナトリウムと水分の絶対量も重要ですが、これらを相互に関連させて考慮することが重要です。これは「相対ナトリウム濃度」として知られており、ミリグラム/リットル (mg/L) で表されます。 1時間あたりに摂取するナトリウムの絶対量よりも、水分1リットルあたりに摂取するナトリウムの量の方が重要です。

タラは水分補給計画を立てるために発汗テスト(スウェットテスト)を受けました
汗のナトリウム濃度 ( mg/L ) は個々の不変的な体質として決定され、比較的安定しています。自分の汗の塩分濃度を知ることで、汗で失われるナトリウムの大部分を補うことができます。失われるナトリウムの量は 200~2,000mg/L です。
タラの水分喪失量は少ない方ですが、暑くて湿度が高いときには適切な水分補給戦略をとることが依然として重要です。このような状況では発汗量が多くなり、レース期間中に大幅な水分損失につながる可能性があるからです。
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あらかじめ組み込まれた電解質
T – 60分: ~500mLの強電解質飲料を飲む
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1時間あたりの水分量
推奨 500-1,000mL/h
~711mL
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1Lあたりのナトリウム
推奨 500-900mg/L
~534mg
水分補給評価:6/10
「一日を通して十分な水分を摂れなかったようで、塩分不足で何度かめまいがしました。レース中、少し怠けてしまい、エイドステーションで十分な時間を過ごさなかったのが原因です。レースに集中していたため、必要なものだけをさっと手に取っていました。」
私たちの感想
このレースでは気温が大きく変動したため、タラは喉の渇きの感じ方が変化したと述べており、レースの大部分を高地で過ごしたことが影響していると考えられます。20時間のレースを通して1時間あたり約700mlという比較的高い水分摂取量だったため、周囲の状況が変化する場面で水分を過剰に摂取してしまった可能性があります。タラはレース中に頻繁に排尿する必要がありましたが、これは水分過剰摂取の典型的な症状です。平均よりも少ない発汗ナトリウム喪失量にもかかわらず、大量の汗と、それと同量の水を摂取したことが、この症状の一因となった可能性があります。これは、適切な量のナトリウムがないと体内に十分な水分を保持できなかったためです。そのため、今後のレースでは、純水の一部をPH1000に置き換えることを検討しても良いかもしれません。
カフェイン
カフェインは、パフォーマンスの3つの要素(炭水化物、ナトリウム、水分)に加えて、精神的および肉体的な疲労を防ぐのに役立つため、ほとんどの持久系アスリートのパフォーマンスを向上させることが証明されている数少ない成分のひとつです。
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事前のカフェイン摂取をしなかった
レース開始の数時間前にカフェインを摂取すると、エネルギーレベルが上昇したと感じられるかもしれません。
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カフェイン(1kgあたり)
推奨 3-6mg/kg
~6.2mg
私たちの感想
タラは持久力運動中にエルゴジェニック効果※を得るために推奨されるカフェイン摂取量をわずかに上回る量を摂取していました。しかし、これらの推奨量は今回のようなウルトラマラソンの長時間にわたる運動を考慮していないため、カフェインを少し多めに摂取することでさらなる効果が得られる可能性があります。タラは副作用を感じることなくこれを実行したため、評価は「黄色」ですが、彼女に何かを変えることをお勧めするわけではありません。
※エルゴジェニック効果とは、サプリメントや特定の食品、マッサージ、メンタルトレーニングなどによって通常時の状態を超えるパフォーマンスを引き出す効果のことです。食品業界においてはそのような効果または効果を持つサプリメントを「エルゴジェニックエイド」とも呼びます。
タラの数値達成方法
タラがその日に食べたり飲んだりしたもののすべてです…
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レース前(30分以上)
- PH1500(ドリンクミックス)x 500mL
- シナモンをシロップをかけたご飯 x 1杯
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レース前(30分未満)
- エナジージェル(炭水化物25g)x 1個
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レース中
- PH1000(タブレット)x 5L
- PH電解質カプセル x 2個
- PF30ジェル x 3個
- PF30カフェインジェル x 3個
- PF30チュー x 3個
- 普通の水 x 5.5L
- コーラ x 750mL
- ジェリーベイビー x 6個
- チキンスープ x 250mL
- エナジージェル(炭水化物25g)x 9個
- 白米 x 1杯
- チョコレートバー x 1個
- ケーキ一切れ x 4枚
- ベリーキャンディー x 7.5個
- ストループワッフル x 1個
- スイカポット x 5個
- レモネード x 330mL
- オレンジ風味のエナジードリンク x 330mL
- エナジードリンクミックス(炭水化物55g)x 1L
選んだ商品
PRECISIONの総合評価
満足度評価:6/10
▼タラ
「初めてのウルトラマラソンにしては、栄養面で大きな問題がなかったことに本当に満足しています。ただ、自分の発汗量と高地が発汗量に与える影響を過小評価していたと思います。次のレースは2023年のUTMBフェスティバルで、 CCCに出場し、戦略を最適化したいと思っています。」
▼スタッフ
「タラはこれまでの最長記録の2倍以上の距離を走るレースに挑戦し、自身の限界に挑戦しました。このレースでは、エネルギー補給と水分補給に関して様々な課題や変化がありましたが、タラは概ねうまく対応しました。今後のレースでは、頻尿を避けるため、水分摂取量とナトリウム補給量を、発汗量と汗中のナトリウム濃度に合わせて調整する必要があるかもしれません。」
完全な統計
全体
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炭水化物量 1,110g
1時間あたり54g -
総水分量 14,703mL
1時間あたり711mL -
総ナトリウム量 7,853mg
1時間あたり380mg -
534mg
1Lあたりのナトリウム -
カフェイン総量373mg
1kgあたり6.2mg
データの信頼性
精度のレベルとデータの信頼性に基づいて、各ケーススタディを 1 ~ 5 で評価します。
消費された製品の量とブランドにはある程度の信頼性がありますが、データには詳細(例:量、特定のフレーバー)が欠けている可能性があります。多数の推定が行われており、誤差の余地は中程度から高いです。一部の摂取量が大幅に過大または過小評価されている可能性もあります。
※本記事は英語の記事を翻訳したものです。原文を読む
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