アンドリュー・バイアット選手/パドルボード世界選手権 モロカイ島からオアフ島
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~94g
1時間あたりの炭水化物
推奨 90g/h以上 -
~461mL
1時間あたりの水分量
推奨 250-750mL/h -
~1,000mg
1Lあたりのナトリウム
推奨 800-1,200mg/L -
~6.0mg
総カフェイン
推奨 3-6mg/kg
画像出典:Molokai2Oahu
アンドリューの補給戦略
エネルギー補給
炭水化物はレース中に消費する主なエネルギーです。適切なエネルギー補給を怠ると、長時間のレースでパフォーマンスが低下する主な原因となります。
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カーボ・ローディング
T – 1~4時間: 炭水化物を多く含む食事(低脂肪、低繊維)
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事前のエネルギー補給
T – 15分: 最後の炭水化物摂取
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1時間あたりの炭水化物
推奨 90g/h以上
~94g
エネルギー評価:8/10
「エネルギーは十分あったので、心配することはありませんでした。昨年はレース終盤とゴール時に力を使い果たしてしまった感じだったけど、今回は調子も良く、終盤に苦戦していた選手たちを何人も抜き去ることができました。」
私たちの感想
膝をついて漕ぎながらのエネルギー補給をするという厳しい課題にもかかわらず、アンドリューは自身のニーズを満たし、この時間と強度の大会の推奨ガイドラインを達成するための優れた戦略を編み出しました。1時間あたり90g以上を達成するために、アンドリューはPF30ジェル、PF30カフェインジェル、PF30チューをボードにテープで貼り付け、簡単に取り出せるようにしました。また、レース中はPF炭水化物&電解質ドリンクミックス1Lのボトルを3本飲み続け、これまでよりも多くの、より安定したエネルギー摂取量を確保しました。これにより、ライバルたちが衰えていくフィニッシュまで、エネルギーレベルを高く保ちました。
水分補給
適切な量の水分とナトリウムを補給することは、血液量を維持し、レース当日のパフォーマンスに必要な心肺機能をサポートするために不可欠です。
1時間あたりに消費されるナトリウムと水分の絶対量も重要ですが、これらを相互に関連させて考慮することが重要です。これは「相対ナトリウム濃度」として知られており、ミリグラム/リットル (mg/L) で表されます。 1時間あたりに摂取するナトリウムの絶対量よりも、水分1リットルあたりに摂取するナトリウムの量の方が重要です。
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あらかじめ組み込まれた電解質
T – 60分: ~500mLの強電解質飲料を飲む
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1時間あたりの水分量
推奨 250-750mL/h
~461mL
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1Lあたりのナトリウム
推奨 800-1,200mg/L
~1,000mg
水分補給評価:8/10
「水分補給に関しては昨年とほぼ同じような感じでしたが、電解質は大きな違いで、肉体的にも精神的にも助けになりました。飲む必要がないかなと感じた瞬間が何度かあったので、もう飲まなくてもいいと思った時のために、事前に水分補給を計画しておけばよかったかもしれません。」
私たちの感想
「ハンズフリー」で水分補給するために、アンドリューはボードにボトルホルダーを組み込んでおり、それぞれのボトルにストローを付けました。彼はPF炭水化物&電解質ドリンクミックスのボトルから始め、それを飲み終えてサポートクルーから2回交換してもらいました。PF炭水化物&電解質ドリンクミックスだけで水分補給していたため、彼が摂取したナトリウムの相対濃度は中程度で、15,000回を超える発汗テスト(スウェットテスト)で確認された平均的な発汗喪失量と一致しています。昨年の世界選手権を含む以前のレースでは、アンドリューはナトリウムの摂取計画を組み込んでおらず、その結果、レース終盤とレース後に苦しんでいました。一貫した水分摂取と並行したこのより積極的なナトリウム補充戦略は確実な改善であり、暑いハワイの条件下でのパフォーマンスをサポートしました。次回は、発汗テスト(スウェットテスト)を使用して発汗率データを収集し、水分とナトリウムの摂取量を個別に調整することを検討できるでしょう。
カフェイン
カフェインは、パフォーマンスの3つの要素(炭水化物、ナトリウム、水分)に加えて、精神的および肉体的な疲労を防ぐのに役立つため、ほとんどの持久系アスリートのパフォーマンスを向上させることが証明されている数少ない成分のひとつです。
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カフェイン入り
T – 0-4時間: 最後にカフェインを摂取
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カフェイン(1kgあたり)
推奨 3-6mg/kg
~6.0mg
私たちの感想
アンドリューはカフェインに対する耐性が良好だったため、エネルギー補給戦略全体を通して効果的にカフェインを補給し、推奨摂取量3~6mg/kgの上限を達成しました。そのために、スタート前の1時間に300mgのカフェインを摂取して体内のカフェイン濃度を急上昇させ、レース中にPF30カフェインジェルを2個摂取しました。このうち1個は彼が最後に摂取したジェルでした。カフェインが血流中でピークに達するまでに約45分かかることを考えると、アンドリューは最も必要な時に最大限のエルゴジェニック効果※を得るために、2回とも少し早めに摂取するのが良いかもしれません。
※エルゴジェニック効果とは、サプリメントや特定の食品、マッサージ、メンタルトレーニングなどによって通常時の状態を超えるパフォーマンスを引き出す効果のことです。食品業界においてはそのような効果または効果を持つサプリメントを「エルゴジェニックエイド」とも呼びます。
アンドリューの数値達成方法
アンドリューがその日に食べたり飲んだりしたもののすべてです…
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レース前(30分以上)
- PH1500(タブレット)x 500mL
- シリアル x 1杯
- 普通の水 x 250mL
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レース前(30分未満)
- PF30カフェインジェル x 1個
- カフェインタブレット(カフェイン50mg)x 4錠
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レース中
- PF炭水化物&電解質ドリンクミックス x 2.7L
- PF30ジェル x 5個
- PF30カフェインジェル x 2個
- PF30チュー x 4個
- バナナ x 1本
選んだ商品
PRECISIONの総合評価
満足度評価:7/10
▼アンドリュー
「特に最後の3分の1のパフォーマンスは良かったのですが、もっと順位が上がればよかったと思います。きちんとエネルギー補給と水分補給をしたのは初めてだったので、それを振り返ってみて、今の自分の知識を踏まえると、もっとハードに走れたかもしれません。」
▼スタッフ
「アンドリューは、炭水化物摂取量を増やし、ボトルにナトリウムを補給し、暑い中での水分補給をより積極的に行うことで、エネルギー補給と水分補給の両面で大きな進歩を遂げました。このことは厳しいフィールドを相手に戦った昨年の世界選手権と比べ、スタートからフィニッシュまでパフォーマンスが向上し主観的な感覚も向上したという結果につながりました。」
完全な統計
全体
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炭水化物量 549g
1時間あたり94g -
総水分量 2,700mL
1時間あたり461mL -
総ナトリウム量 2,701mg
1時間あたり461mg -
1,000mg
1Lあたりのナトリウム -
カフェイン総量500mg
1kgあたり6.0mg
データの信頼性
精度のレベルとデータの信頼性に基づいて、各ケーススタディを 1 ~ 5 で評価します。
収集されたデータと報告された数値には十分なレベルの正確さがあります。アスリートは、ほとんどの詳細情報(ブランド、フレーバー、数量の妥当な推定値)を含め、食べたり飲んだりしたものを記憶しています。ただし、データ内で行われた推定は、報告されたデータの全体的な信頼度に影響します。
※本記事は英語の記事を翻訳したものです。原文を読む
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