オリー・ ジョーンズ選手/The Wolf Way FKT
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~83g
1時間あたりの炭水化物
推奨 90g/h以上 -
~429mL
1時間あたりの水分量
推奨 250-750mL/h -
~613mg
1Lあたりのナトリウム
推奨 600-1,000mg/L -
~8.9mg
総カフェイン
推奨 3-6mg/kg
オリーの補給戦略
エネルギー補給
炭水化物はレース中に消費する主なエネルギーです。適切なエネルギー補給を怠ると、長時間のレースでパフォーマンスが低下する主な原因となります。
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カーボ・ローディング
T – 1~4時間: 炭水化物を多く含む食事(低脂肪、低繊維)
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事前のエネルギー補給
T – 15分: 最後の炭水化物摂取
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1時間あたりの炭水化物
推奨 90g/h以上
~83g
エネルギー評価:8/10
「バイクに乗った瞬間から気分が良かった。これは嬉しいことです!一日中乗れるような気がしたし、パワーも十分でした。最後の30分間は全力で頑張ることもできました。エネルギーが1、2回落ち込んだことがあったけど、それはたぶん、給水ストップを計画していたからでしょう。」
私たちの感想
このような長時間のチャレンジに臨むには、オリーがエネルギーレベルを維持するためにコンスタントにエネルギー補給できるよう、かなりの計画を立てる必要がありました。最速記録(FKT)に挑戦していたため、動いていない時間を最小限に抑えたいと考えてたのです。主に頼っていたのは、PF300フロージェル1個、PF30ジェル16個、PF30カフェインジェル数個に加え、高濃度のPF炭水化物&電解質ドリンクミックスとPF30チュー4個などの、ジェルのミックスです。味覚疲労を避けるために摂取していたスポーツ栄養製品を補うために、本物の食べ物やカフェイン入りのエナジードリンクを補給するために数回休憩する計画を立てました。また、腸トレーニングを継続的に行っていたおかげで、1時間あたり90gの炭水化物という目標にはわずかに届かない量だったものの、オリーのGI値に問題はありませんでした。その日の要求とサドルに座っている時間を考慮して、オリーは自分で考案し練習した計画に忠実に従い、エネルギー補給戦略を完璧に実行しました。
水分補給
適切な量の水分とナトリウムを補給することは、血液量を維持し、レース当日のパフォーマンスに必要な心肺機能をサポートするために不可欠です。
1時間あたりに消費されるナトリウムと水分の絶対量も重要ですが、これらを相互に関連させて考慮することが重要です。これは「相対ナトリウム濃度」として知られており、ミリグラム/リットル (mg/L) で表されます。 1時間あたりに摂取するナトリウムの絶対量よりも、水分1リットルあたりに摂取するナトリウムの量の方が重要です。

オリーは水分補給計画を立てるために発汗テスト(スウェットテスト)を受けました
汗のナトリウム濃度 ( mg/L ) は個々の不変的な体質として決定され、比較的安定しています。自分の汗の塩分濃度を知ることで、汗で失われるナトリウムの大部分を補うことができます。失われるナトリウムの量は200~2,000mg/Lです。
オリーの水分喪失は中程度ですが、最高のパフォーマンスを発揮したいのであれば、水分補給戦略を正しく行うことが依然として重要です。
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事前の電解質補給をしなかった
レース前に強力な電解質飲料を飲んでいれば、最適な水分補給の状態でスタートできたかもしれません。
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1時間あたりの水分量
推奨 250-750mL/h
~429mL
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1Lあたりのナトリウム
推奨 600-1,000mg/L
~613mg
水分補給評価:7/10
「レース中ずっといい感じで、水分補給も十分でした。序盤とスタート時は、とても寒くて汗もあまりかかなかったので、水分補給しすぎたと思います。そのせいでトイレに行くために止まることが多くなってしまいました。でも、日が暮れて暑くなっても、体調は良かったし、痙攣も起こりませんでした。」
私たちの感想
オリーはスポーツ科学者のタッシュと話し合い、最近のレースよりも長い時間汗による喪失を十分に補い、重量が重くなり努力を鈍らせるような、水分をあまり持たなくて済む水分補給戦略を模索しました。彼はPH1000とPH1500(タブレット)を併用し、 PF炭水化物&電解質ドリンクミックスからもナトリウムを摂取しました。これにより、汗によるナトリウムの喪失が平均よりわずかに少なかったことが説明でき、彼はレースに影響する脱水症状を避けるため、1時間あたり約500mlの水分を摂取して総水分喪失を十分に補給することを目標としました。さらに、彼は予定していた休憩時にエナジードリンクの缶を買って水分摂取量を補充し、エネルギーレベルをよりよく維持しましたが、それが功を奏したようです。汗による喪失が少なかった序盤は少し飲み過ぎたような気もしましたが、コンスタントな水分摂取が脱水症状や痙攣の悪影響を避けるのに役立ったのは間違いありません。今後の長距離レースでは、オリーは天候に応じて水分摂取量をずらして頻尿を避けつつ、パフォーマンスを支えるのに十分な水分を摂取することを検討できるでしょう。さらに、スタート前にPH1500を事前に摂取(プレローディング)しておくと、より多くの水分を保持できるでしょう。
カフェイン
カフェインは、パフォーマンスの3つの要素(炭水化物、ナトリウム、水分)に加えて、精神的および肉体的な疲労を防ぐのに役立つため、ほとんどの持久系アスリートのパフォーマンスを向上させることが証明されている数少ない成分のひとつです。
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カフェイン入り
T – 0-4時間: 最後にカフェインを摂取
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カフェイン(1kgあたり)
推奨 3-6mg/kg
~8.9mg
私たちの感想
オリーは、パフォーマンスを高めるために、FKTの取り組みを通じてPF30カフェインジェルを一定間隔で使用し、体重1kgあたり約6mgのカフェイン(科学的推奨の上限)を摂取する予定でした。追加のエナジードリンクを飲んだため、この量をわずかに超過しましたが、熱心なコーヒー愛飲家であり、刺激剤の使用による副作用がなかったため、問題なくカフェインのエルゴジェニック効果※をうまく享受し、スタートからゴールまでエネルギーレベルを維持することができました。
※エルゴジェニック効果とは、サプリメントや特定の食品、マッサージ、メンタルトレーニングなどによって通常時の状態を超えるパフォーマンスを引き出す効果のことです。食品業界においてはそのような効果または効果を持つサプリメントを「エルゴジェニックエイド」とも呼びます。
オリーの数値達成方法
オリーがその日に食べたり飲んだりしたもののすべてです…
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レース前(30分以上)
- お粥鍋 × 100g
- ブラックコーヒー × 1杯
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レース前(30分未満)
- PF30カフェインジェル × 1個
- PF30チュー × 1個
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レース中
- PH1500(タブレット)× 2.5L
- PF30ジェル × 16個
- PF炭水化物&電解質ドリンクミックス(高濃度)× 1L
- PF30カフェインジェル × 4個
- PF300フロージェル × 1個
- PF30チュー × 4個
- 普通の水 × 2L
- コーラ × 660mL
- カフェイン入りエナジードリンク × 330mL
- エナジードリンク(炭水化物15g)× 660mL
- お菓子の小袋 × 1個
- ハムとチーズのラップ(炭水化物25g)× 1枚
選んだ商品
PRECISIONの総合評価
満足度評価:8/10
▼オリー
「FKT初挑戦でのエネルギー補給とパワーには大満足!思った通りうまくいきましたが、もう少し考えて計画していれば、もっと速く走れたはずです。ルートが複雑だったので、何度か道を間違えてしまいました。休憩の計画をもっとしっかりしていれば、かなりタイムを縮められたと思います。今年バイクで走った日の中で断然一番長い一日でした!」
▼スタッフ
「オリーは、このコースで16時間という驚異的なタイムで最速記録を達成し、大成功の一日を過ごしました。このパフォーマンスは、一日を通してコンスタントにエネルギー補給と水分補給に努めた彼の素晴らしい努力によって支えられたことは間違いありません。次回は計画を少し調整すれば、さらに速く走れるようになるでしょう。」
完全な統計
全体
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炭水化物量 1,379g
1時間あたり83g -
総水分量 7,150mL
1時間あたり429mL -
総ナトリウム量 4,381mg
1時間あたり263mg -
613mg
1Lあたりのナトリウム -
カフェイン総量666mg
1kgあたり8.9mg
データの信頼性
精度のレベルとデータの信頼性に基づいて、各ケーススタディを 1 ~ 5 で評価します。
収集されたデータと報告された数値には十分なレベルの正確さがあります。アスリートは、ほとんどの詳細情報(ブランド、フレーバー、数量の妥当な推定値)を含め、食べたり飲んだりしたものを記憶しています。ただし、データ内で行われた推定は、報告されたデータの全体的な信頼度に影響します。
※本記事は英語の記事を翻訳したものです。原文を読む
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