ケイト・バターズビー選手/Classic Quarter
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~94g
1時間あたりの炭水化物
推奨 90g/h以上 -
~462mL
1時間あたりの水分量
推奨 250-750mL/h -
~1,007mg
1Lあたりのナトリウム
推奨 800-1,200mg/L -
~2.9mg
総カフェイン
推奨 3-6mg/kg
ケイトの補給戦略
エネルギー補給
炭水化物はレース中に消費する主なエネルギーです。適切なエネルギー補給を怠ると、長時間のレースでパフォーマンスが低下する主な原因となります。
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カーボ・ローディング
T – 1~4時間: 炭水化物を多く含む食事(低脂肪、低繊維)
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事前のエネルギー補給
T – 15分: 最後の炭水化物摂取
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1時間あたりの炭水化物
推奨 90g/h以上
~94g
エネルギー評価:10/10
「レース中は胃腸の問題は全くなかったので、ずっとエネルギー補給を続けることができたのは良かったです。」
私たちの感想
ケイトは、自身史上最長のレースとなるこのレースで、フィニッシュラインに到達するのに必要なエネルギーを筋肉に確実に供給できるよう、綿密に考え抜かれたエネルギー補給戦略を立てました。10時間に及ぶレース中、一定量のエネルギーを補給できるようさまざまな炭水化物源を選択し、1時間あたり平均約94gの炭水化物を摂取しました。これは、この長さと強度のレースの推奨ガイドラインにほぼ合致しています。炭水化物&電解質のドリンクミックスとPF90ジェルの組み合わせにより血流にブドウ糖と果糖が一定量供給され、彼女の努力を支えるとともにこの距離のレースで単一のエネルギー源に頼ることに伴う味覚疲労を防ぐのにも役立ちました。胃腸系の問題は報告されておらず、ケイトはレースに向けて腸のトレーニングに励んだため、以前のレースと同様により多くの炭水化物を楽に摂取することができました。
水分補給
適切な量の水分とナトリウムを補給することは、血液量を維持し、レース当日のパフォーマンスに必要な心肺機能をサポートするために不可欠です。
1時間あたりに消費されるナトリウムと水分の絶対量も重要ですが、これらを相互に関連させて考慮することが重要です。これは「相対ナトリウム濃度」として知られており、ミリグラム/リットル (mg/L) で表されます。 1時間あたりに摂取するナトリウムの絶対量よりも、水分1リットルあたりに摂取するナトリウムの量の方が重要です。
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あらかじめ組み込まれた電解質
T – 60分: ~500mLの強電解質飲料を飲む
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1時間あたりの水分量
推奨 250-750mL/h
~462mL
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1Lあたりのナトリウム
推奨 800-1,200mg/L
~1,007mg
水分補給評価:10/10
「レース中の水分補給には本当に満足していましたが、40マイル地点の階段を上っている時に少し足がつりました。でもそれほどひどいものではありませんでした!」
私たちの感想
レース中、ケイトはパックのショルダーストラップにソフトフラスクを入れて水分補給を行い、コース上のチェックポイントで水分を補給していました。レース中、全くトイレに行く必要がなかったため、軽度の脱水症状に陥っていた可能性があります。そのため、発汗量を測定し、この戦略が減量に適切であったかどうかを判断するのが適切でしょう。レース終盤には軽い痙攣に悩まされましたが、レースの長さと強度を考えると、これは水分と電解質の摂取によるものではなく、神経筋の疲労によるものだったと考えられます。
カフェイン
カフェインは、パフォーマンスの3つの要素(炭水化物、ナトリウム、水分)に加えて、精神的および肉体的な疲労を防ぐのに役立つため、ほとんどの持久系アスリートのパフォーマンスを向上させることが証明されている数少ない成分のひとつです。
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事前のカフェイン摂取をしなかった
試合開始の数時間前にカフェインを摂取すると、エネルギーレベルが上昇したと感じられるかもしれません。
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カフェイン(1kgあたり)
推奨 3-6mg/kg
~2.9mg
私たちの感想
ケイトのカフェイン摂取量は体重1kgあたり約2.9mgで、科学的に推奨されるガイドラインをわずかに下回っていました。ケイトはこの刺激剤に耐性があり、過去のレースではパフォーマンス向上のために使用していました。レース前にPF30カフェインジェルを摂取したり、レース中にカフェインジェルを補給したりするなど、少しずつ摂取量を増やすことでエルゴジェニック効果※をさらに高めることができるかもしれません。
※エルゴジェニック効果とは、サプリメントや特定の食品、マッサージ、メンタルトレーニングなどによって通常時の状態を超えるパフォーマンスを引き出す効果のことです。食品業界においてはそのような効果または効果を持つサプリメントを「エルゴジェニックエイド」とも呼びます。
ケイトの数値達成方法
ケイトがその日に食べたり飲んだりしたもののすべてです…
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レース前(30分以上)
- PH1500(タブレット)× 500mL
- ピーナッツとバナナ入りベーグル × 1個
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レース前(30分未満)
- PF30ジェル × 1個
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レース中
- PH1500(ドリンクミックス)× 1.5L
- PH電解質カプセル × 6個
- PF炭水化物&電解質ドリンクミックス × 1L
- PF30カフェインジェル × 2個
- PF90ジェル × 8個
- 普通の水 × 2L
- オレンジ × 2切れ
- スイカ × 2切れ
- アイスキャンディー × 2本
選んだ商品
PRECISIONの総合評価
満足度評価:9/10
▼ケイト
「これは私にとって人生最長距離のレースだったので、完走することが第一の目標で、そして第二の目標は10~11時間くらいで走ることでした。10時間ちょっとでゴールできたので本当に嬉しいです。エイドステーションで給水待ちの列に並んでいる時間が長すぎたのと、あるエイドステーションではドロップバッグが見つからず、かなり時間をロスしてしまいました。」
▼スタッフ
「ケイトはレース中、目標達成に向けて素晴らしいエネルギーと水分補給を維持しました。今後のレースに向けては、パフォーマンスをさらに向上させるためにカフェイン摂取量を増やすことを推奨します。また、発汗量テストを実施し、水分補給戦略が汗による喪失を十分に補い、パフォーマンスの低下を防いでいるか確認することをお勧めします。」
完全な統計
全体
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炭水化物量 961g
1時間あたり94g -
総水分量 4,719mL
1時間あたり462mL -
総ナトリウム量 4,750mg
1時間あたり465mg -
1,007mg
1Lあたりのナトリウム -
カフェイン総量200mg
1kgあたり2.9mg
データの信頼性
精度のレベルとデータの信頼性に基づいて、各ケーススタディを 1 ~ 5 で評価します。
収集されたデータと報告された数値には十分なレベルの正確さがあります。アスリートは、ほとんどの詳細情報(ブランド、フレーバー、数量の妥当な推定値)を含め、食べたり飲んだりしたものを記憶しています。ただし、データ内で行われた推定は、報告されたデータの全体的な信頼度に影響します。
※本記事は英語の記事を翻訳したものです。原文を読む
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