タッシュ・クーパー・スミス選手/The Dragon Devil
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~57g
1時間あたりの炭水化物
推奨 90g/h以上 -
~393mL
1時間あたりの水分量
推奨 250-750mL/h -
~1,148mg
1Lあたりのナトリウム
推奨 500-900mg/L -
~3.6mg
総カフェイン
推奨 3-6mg/kg
タッシュの補給戦略
エネルギー補給
炭水化物はレース中に消費する主なエネルギーです。適切なエネルギー補給を怠ると、長時間のレースでパフォーマンスが低下する主な原因となります。
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カーボ・ローディング
T – 1~4時間: 炭水化物を多く含む食事(低脂肪、低繊維)
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事前のエネルギー補給
T – 15分: 最後の炭水化物摂取
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1時間あたりの炭水化物
推奨 90g/h以上
~57g
エネルギー評価:9/10
「特にこれが人生最長のライドだったこともあり、大会全体を通してエネルギーレベルをうまく管理できたと思います!本物の食べ物とスポーツ栄養製品を交互に摂取することで、胃腸の不調を抑え、エネルギーを補給し続けることができました。」
私たちの感想
タッシュは、自身にとって最長の超耐久サイクリングイベントに向けて、エネルギーレベルとパフォーマンスを維持する鍵は、血糖値の大幅な低下を避けるためにコンスタントに食事を摂ることだと理解していました。大会に先立ち、カーボローディングでグリコーゲンを補給し、前日に体重1kgあたり約10gの炭水化物を目標に大会当日の朝は炭水化物を豊富に含む朝食を摂りました。コース上では数多くの給水所を利用してジャージのポケットに食べ物を補充し、胃に優しく味覚疲労を防ぐのに役立つ「本物の食べ物」を選ぶことが多かったです。さらに、上り坂で摂取しやすいPF30チューとPF30ジェルも取り入れました。大会の所要時間が増加し、目標強度が前の週のレースよりも低かったため、目標炭水化物摂取量は30g少なくなり、消化器系の不調はほとんどまたはまったくなく、ほぼ完璧にこの目標を達成しました。
水分補給
適切な量の水分とナトリウムを補給することは、血液量を維持し、レース当日のパフォーマンスに必要な心肺機能をサポートするために不可欠です。
1時間あたりに消費されるナトリウムと水分の絶対量も重要ですが、これらを相互に関連させて考慮することが重要です。これは「相対ナトリウム濃度」として知られており、ミリグラム/リットル (mg/L) で表されます。 1時間あたりに摂取するナトリウムの絶対量よりも、水分1リットルあたりに摂取するナトリウムの量の方が重要です。

タッシュは水分補給計画を立てるために発汗テスト(スウェットテスト)を受けました
汗のナトリウム濃度 ( mg/L ) は個々の不変的な体質として決定され、比較的安定しています。自分の汗の塩分濃度を知ることで、汗で失われるナトリウムの大部分を補うことができます。失われるナトリウムの量は200~2,000mg/Lです。
タッシュの水分喪失は少ない方ですが、暑くて湿度が高いときには水分補給戦略を正しく行うことが依然として重要です。このような状況では発汗量が多くなり、レース期間中に大幅な水分喪失につながる可能性があるからです。
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あらかじめ組み込まれた電解質
T – 60分: ~500mLの強電解質飲料を飲む
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1時間あたりの水分量
推奨 250-750mL/h
~393mL
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1Lあたりのナトリウム
推奨 500-900mg/L
~1,148mg
水分補給評価:9/10
「普段はライド中にたくさん水分を摂るのに苦労するけど、ボトルを少しずつこまめに飲むようにしたら、本当に助かりました。喉の渇きもそれほど感じなかったし、頭痛もなく大会に参加できて嬉しかったです。 」
私たちの感想
タッシュは何年もの間、偏頭痛と脱水症状にひどく悩まされており、低血圧を防ぐためには水分をたっぷり摂って血漿レベルを維持することがいかに重要かを理解しています。彼女は大会中ずっとPH1000とPH1500のタブレットを携行し、給水所でボトルに水を補充する時に使用することで、意図的に喪失量よりわずかに高いナトリウム濃度を選択しました。湿度が高く気温が穏やかであったにもかかわらず、タッシュの発汗量は予想以上に多かったので、彼女は戦略を変更して水分摂取量をわずかに増やし、数本の普通の水を携行してナトリウム摂取量を個々の喪失量に近づけました。ボトルにナトリウムを過剰に集中させることで必然的に汗中の相対ナトリウム濃度の平均が高くなり、「アンバー」評価となりましたが、幸いなことに、これにより水分が保持され、血漿が維持され、恐ろしい頭痛を回避することができました。
カフェイン
カフェインは、パフォーマンスの3つの要素(炭水化物、ナトリウム、水分)に加えて、精神的および肉体的な疲労を防ぐのに役立つため、ほとんどの持久系アスリートのパフォーマンスを向上させることが証明されている数少ない成分のひとつです。
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カフェイン入り
T – 0-4時間: 最後にカフェインを摂取
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カフェイン(1kgあたり)
推奨 3-6mg/kg
~3.6mg
私たちの感想
PRECISION Fuel & Hydration(プレシジョン)スポーツサイエンスチームのメンバーであり、オフィスのコーヒーマシンを頻繁に利用するタッシュは、カフェインを摂取する機会を逃すようなことはありませんでした。彼女は濃いコーヒーで一日を始め、12時間ほどかけてPF30カフェインジェルを戦略的に摂取することでこの刺激剤のエルゴジェニック効果※を享受し、疲労感を抑えていました。
※エルゴジェニック効果とは、サプリメントや特定の食品、マッサージ、メンタルトレーニングなどによって通常時の状態を超えるパフォーマンスを引き出す効果のことです。食品業界においてはそのような効果または効果を持つサプリメントを「エルゴジェニックエイド」とも呼びます。
タッシュの数値達成方法
タッシュがその日に食べたり飲んだりしたもののすべてです…
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レース前(30分以上)
- オートミール粥 x 100g
- 牛乳 x 250mL
- バナナ x 1本
- コーヒー x 1杯
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レース前(30分未満)
- PF30チュー × 1個
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レース中
- PH1000(タブレット)× 500mL
- PH1500(タブレット)× 2L
- PF30ジェル × 2個
- PF30カフェインジェル × 2個
- PF30チュー × 2個
- 普通の水 × 1.5L
- エナジーバー(炭水化物16g)× 1本
- パン × 1枚
- チェダーチーズ × 1個
- ジャガイモ × 3個
- バナナ × 2本
- エナジーバー(炭水化物54g)× 3.5本
- エナジーバー(炭水化物27g)× 1本
- エナジーバー(炭水化物14.6g)× 1本
- クロシアン × 2個
選んだ商品
PRECISIONの総合評価
満足度評価:10/10
▼タッシュ
「ドラゴンデビルはこれまでで断然一番過酷な大会で、登りは過酷なものでした。食べ続け、水分をしっかり摂ることが、無事に完走し、(比較的)気分良く終える秘訣でした!」
▼スタッフ
「前回のレース、70.3からわずか1週間の回復期間を経て、タッシュは厳しいレース中もエネルギーレベルを維持し、脱水症状を回避するという素晴らしい仕事をしました。彼女は汗の量に合わせてレース戦略を臨機応変に調整し、計画通りの栄養補給を成功させ、身体の必要量を確実に満たしました。」
完全な統計
全体
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炭水化物量 659g
1時間あたり57g -
総水分量 4,500mL
1時間あたり393mL -
総ナトリウム量 5,167mg
1時間あたり451mg -
1,148mg
1Lあたりのナトリウム -
カフェイン総量200mg
1kgあたり3.6mg
データの信頼性
精度のレベルとデータの信頼性に基づいて、各ケーススタディを 1 ~ 5 で評価します。
報告されたデータの正確さには十分な信頼性があります。アスリートは、ある程度の誤差がある可能性のある推定値をいくつか含んでいるにもかかわらず、数値が摂取量をほぼ反映していると感じています。摂取量の大部分は、とても詳細に記録されています(ほとんどの量は、ボトル、ブランド、数量、フレーバーの使用により判明しています)。数値は非常に妥当であり、以前のデータ記録と一致しています(アスリートが以前にデータを収集している場合)。
※本記事は英語の記事を翻訳したものです。原文を読む
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